縫製が出来上がりジュータンの素材が残った面積で足元のジュータンをもう1セット作ってみました(3枚目の写真左側のものです)。本来であれば当時のフェラーリの場合は(国産は室内に成形されたフロアーカーペットが置かれその上に足元のマットがありますが)足元のマットが1枚あるだけで汚れたマットを洗うには床が丸見えです。ちょうど左右1枚ずつ縫製できる面積が残ったので汚せるマットが出来上がりました。
写真にはありませんが運転席側も用意いたしました。
縫製が出来上がりジュータンの素材が残った面積で足元のジュータンをもう1セット作ってみました(3枚目の写真左側のものです)。本来であれば当時のフェラーリの場合は(国産は室内に成形されたフロアーカーペットが置かれその上に足元のマットがありますが)足元のマットが1枚あるだけで汚れたマットを洗うには床が丸見えです。ちょうど左右1枚ずつ縫製できる面積が残ったので汚せるマットが出来上がりました。
246GTの足元のジュータンマットのミシン掛けの様子です。ジュータン生地を裁断(元の型を使い)しサイドを篝(かがり)足を乗せる部分を高周波ウェルダーで数センチ間隔でシマを入れ(まずはサンプルを作り)、サイドを黑い帯でかがったのちジュータンとともに位置をきめ、ともに縫い込みます。ミシンもそれぞれ場所によって違うミシンで(糸の太さ、縫う素材で、またステッチの違いも含めみな違います。一般家庭では衣服の縫い合わせくらいですから1台で足りますが)丁寧に縫製し完成です。
あちらこちらで開花宣言が出たり、一気にこの、ぽかぽか陽気で日々満開に近づいていくようですね。裏庭の咲き始めた花びらを写真に。ディーノのドアノブ後ろの押し型で作られた金属部分をピカールで磨ききれいに錆が取れ輝きが戻りました。このデザインを決定し金型を作り成形、加工(メッキなどの)を経て一つのパーツが出来あがる工程を半世紀前を思い浮かべながら楽のしみに。
アドヴィックスのキャリパーが届きました。GRヤリスのハイパーフォーマンスというグレードに装着されているレッドのローターです。他の車種は色が塗られていることがなく、またGRのロゴもないものですが、トヨタのアイシングループのブレーキシステムの会社でレクサス等のブレーキシステムやGR系のブランドにも・・・、このようなところにもものづくりの進歩が!デザイン、形状、日本にもアケボノ、またアフターブランドでもエンドレス、ディクセルさん等ありますがともにレースや競技通じて前に進んでいくことと。
ドアーの内張制作ですが、2枚のボードを重ねて本来の見えるような取り付けとなります。下側の大きなボードは一から作り今までのボードに合わせ穴位置等開け制作し、裏側には湿気によりブクブクになってしまう圧縮ボードですからビニールを裏打ちしていただき対策を。一枚目の写真の上側の板(この車は鋼材でできていました)は元のものに縫製したビニールを張り付けです。それぞれがきれいになり段々形になってきました。
246GTのドアー内張の制作写真です。レザー(ディーノ用オリジナル)にスピーカーの穴を一つ一つ開けきちんと配列がそろうように、これもなかなかできるようで難しい職人技です、さらに裏板の部分は新たに同じ材料(当時と同じような材料を入手し)から元の(2枚目の写真右上が以前のものです)サイズに切り出しそれからレザーを縫製し貼り付けます。もう少しの時間を要しますが出来上がるのが楽しみです。
246GTのエマージェンシーケーブル(本来使えるケーブルが切れた時の補助)を引き直しす作業中の光景ですが、アラゴスタの車高調整ショックが見えます。数年前ですがサーキットにメーカーさんがあらゆる作業を想定し部品を積み込み作業ができるトラックがありますがそのトラックに当社まで来ていただき、制作していただいた特別なワンオフショック&サスペンンが組み込んであることが写真で分かるかと思います。当時の光景も確かに。
黒の本革で新たに制作されたセンターコンソールの後ろ側のパーツの取り付けです。サイド&リヤーのオリジナルのビニールでなくセンター部分のセクションはオーナーさんからの要望で本革ブラックで縫製し、元のねじ位置に合わせ本体パーツともに位置だしもきちんと元位置にネジを入れさせていただきます(これもこだわり)。床部分は当時のグラスファイバーの下地をきれいに出し(固まったゴムシートのようなものを取り除き)、新しい材料で(同じような)型紙を作りカット(オリジナルよりも正確にきれいに)防音効果も含め?設置です。
246GTの室内背中側の縫製した材料を張る工程とトランク&エンジンフード等のレバーの台座を取り付けですが、新しい部品と、今まで取り付けられていた部品の誤差がありこれもスムーズにはいかなことでしたが、何とか取り付けとなりました。その都度部品供給のおそらく工場が違ったりと・・・海外ではよくあることかと?。そのようなことを加味しながら前進です。