新年を迎えるにあたって。

 ほこりをかぶった３６５BB    見るのも嫌で嫌で（作業途中では仕方がないと思っていますが）新年を迎えるにあたってできるだけこすって塗装に傷をつけたくないことやず～と毎日悩んでいましたが思い切って掃除をし以前から用意しておいたTシャツ生地の布をかぶせやっと新しい年をきれいな姿で迎えることができる新鮮な気持ちになりました。

年末年始のお休みのお知らせ。

 １２月２９日（火曜日）から３年１月５日（火曜日）までお休みをさせていただきます。

着地できました。

 足回りの取り付けを終え、ブレーキラインやパーツ、ブレーキオイルが入り確認を終え、ペイントをしたホイール＆ミシュランXWXの215/70-15を組み込みして装着。台座からリフトへそして今回やっと１０数年ぶりの着地となりました。

ブレーキ関係。

 各パーツもレストアを終えブレーキ関係部品の取り付けが終了し、ブレーキオイルを入れ各４か所のキャリパーからエアー抜きをしブレーキオイルタンクの減り具合を確認しながら進めていきます。

このようなところにも。

 ３６５BBのドアパネル裏側にもスカリエティ生産番号が記入されています。１０９番目の製造。一つ一つのパーツのどこかに（すべてのパーツではありませんが）赤いペンで、またはマスキングテープのようなものを張り黒いペンで、金属には打刻が、数少ない車両であるためか当時の手作りの時代のこのようなところにも名残りが。

インジケーターバルブ。

 ３６５BBのインジケータバルブ（ブレーキオイルが通過し左右に振り分ける分配器のようなもの）も中が錆び固着し機能をしていないことからこの部品もばらしレストアを。ブレーキキャリパーと同じように中の部品が出てこないときはグリスを注入し圧で押し出します。きれいに外側もペイントをし終了です（きちんと作動した状態で）

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ブレーキプレッシャーレギュレター。

 ３６５BBのリヤーのレギュレターが錆び付いて機能しないことがわかり、これもオーバーホールです。内部が錆びこの状態では確かに。きれいにホーニング、スプリング等も、どうなるのでしょうか？長い間一つの部品も置き去りにされてしまった場合の結果ですね。

資料館脇の。

 生い茂る緑色の葉の中に白い花を咲かせ、少しづつ寒くなってきたこの頃ですが心なしかつぼみから開花する息吹を感じ楽しみとうれしさが。

デイトナシートです。

 通常のディーノのモケットシートからデイトナシートに、帯を１座席に１４列2側計28本使用し2脚分で56本の材料が必要になります（365BBは本数が違いますが）、この帯をまず入手することから、さらに本革の色決め、また縫製の仕方等入念に打ち合わせの上、仕上がりを決めます。座面裏側も帯を制作し垂れないように。

内装の数々。

 ドア、ステップ、ピラーなどの内装パーツの縫製が出来上がってきました。ダッシュ生地がこげ茶のヌバック（牛革を削ったもの）なので天井から下に向かってガラスの両サイドなどのパーツ数点は同じ生地で、ドアやステップはブラックの革で様々な場所に内装パーツもこだわりを持って縫製を。すべてを取り付けその時の色合いセンスが楽しみです。

こんな角度から。

 前回りの作業途中ですがこんな角度から見てみる姿もなかなかかっこいいものですね。